北京オリンピックを見て思うこと

寒い日が続く中、巣篭りしがちな自宅での楽しみに「冬季オリンピック」の観賞はもってこいです。私自身はウインタースポーツの嗜みが皆無で、この競技の楽しさや難しさを実感することはありませんが、それでも見ているだけでその凄さを感じます。
その中でも最近の競技と言っていいのではないかと思う「スノーボード」は、同じ人間とは思えないようなアクロバットな動きに魅了されます。
いったいどうすればあのように空中で何回転(ひねっていることも!)もできるのか、本当に感嘆が止まりません。
もちろん、ずい分前からオリンピック競技であるスキージャンプみたいに、スキー板を付けて人が100メートルも飛んでしまうということにも驚愕します。

オリンピックに出場する選手たちは、人生のほぼ全てに近い時間をその競技の上達に向けて一心不乱に練習してきたかと思うと、本当に頭が下がります。
人生の全てを捧げてこそ、あのようなレベルのことをやってのけて人を魅了するのでしょうね。そういう競技や演技を見られることは、とても幸せなことです。
ただ、そのような中で結果だけを見て選手をあれこれ批評することは、失礼な行為だと思います。
メダル獲得が確実と話題になる選手は特に、日本の代表としての自覚を持ち、そのプレッシャーと闘いながら参戦するわけですから。
私たち一般の国民が、他人に感動を与えられる何かを持ってもいないのにも関わらず、頑張っている選手を酷くいう権利はないと思うのです。
成績が奮わない時もあると思いますが、怪我と隣り合わせで身体を張っている選手に悪態をつくなど、そもそも言う資格が自身にありますか?と、そう言いたいです。
このようなオリンピックの祭典に出場できるということだけでも、本当にどれだけスゴイ努力を積み重ねているのか、挑戦する素晴らしい人生を歩んでおられます。

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