私の履歴書 最終回vol.9

私が社長に就任したのは、今から7年前の2014年、ワークステーションが創立30周年を迎えた時です。
この時、創業社長から、私は「社長」という役職を引継ぎました。
ワークステーションの文化と経営理念は他社とは異なると思っていましたので、社外から抜擢した方に社長をお任せすると、社員が途惑うのではないかと憂いました。ですから、重責ではありますが、私へこの役割が廻ってきたのだと思います。
ハレーションが起こらずにスムーズに移行する点では良かったのだと思います。
振返ってみても、この時に社内で揉め事も起こらず、社外の声も受け入れてくださったような温度感を得た気がします。

あの時からあっという間に7年が経過しました。
社長とはいったい何をする人なのだろうかと考えたことがあります。
正解はひとつではないと思いながらも、直球ではないか!と感じた回答に出合いました。
「社長とは事業を経営する人である」と。
事業の経営とは市場活動でお客様を競争相手と奪い合うことだと、ハッキリ発言された指導者の言葉です。
それは別の表現をすれば、自社の商品とサービスをしっかり磨き、競合他社としのぎを削り、お客様に選んで頂くということです。
当社の商品は「人」ですから、惜しみない人材育成の努力をし続けて、お客様に喜んで頂くことです。

自動化とAI化がどんなに進んだとしても、人の心が動く「感動」は人から受ける影響こそが一番ではないかと思います。
仕事を通じて私自身も成長させて頂きました。
まだまだ至らぬことが多いとは思いますけれど、これからもワークステーションと共に成長させて頂ければと思います。
私の履歴書として9回の連載はこれで締め括ります。
お読み頂いた皆さま、お付合い頂き有難うございます。
明日、50歳を迎える私ですが、皆さまへ多くの感謝を込めて・・。

写真:社員からバースデープレゼントとして、お花と日本酒(鍋島)を贈られました。

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