私の履歴書vol.6

長く入院すると足から衰えると巷で聞きますが、本当にその通りです。
主人の入院も、上海と国立循環器病センターと2つの病院を梯子し1ヶ月半近くになり、体重も4キロほど落ち、筋力も落ちてしまいました。
それまでは、休日には山登り、仕事でゴルフなど、日常的に身体を動かすことが多かったので、なおさら病院のベッド生活との落差が大きかったです。
それと体重の減少は、病院の食事は塩分をカットしていて、カロリーがとても低く、心臓に負担を掛けないため体重を減らすには理にかなっているものの、動かないので筋肉が落ちてしまうのですね。
とは言っても、主人の性格は元々が明るく前向きですので、心筋梗塞に対しても‘どうしてこんな事になったのか’等思い悩むこともなく、看護師さんたちに愛想を振りまきつつ(笑)時々病院内を散歩し、マイペースそのものです。
それと、こんなエピソードもあります。
主人は元々が電話魔なのですが、入院中もしょっちゅう電話をかけてきて、「早く病院に来てほしい」と言っては私が来るのを屋上から見て待ち構えています。恥ずかしいとか、かっこ悪いとかそういう概念がなく、思ったことをそのまま素直に発言し行動する性質のようで、身体の方も同様で素直に治癒していったのだと思います。
もちろん先生方が一生懸命に診てくださった事は言うまでもありません。

退院から会社復帰までの暫くの間、自宅療養期間を要しました。というのも、自転車も漕げないくらい足の力が弱っていましたし、体重が元に戻らないように気をつけながら(心臓の負担を軽減するため)塩分控えめの食事に変えました。
そのように長く社長不在が続いたワークステーションですが、社員の皆の協力があり、お蔭様で問題もなく営業を続けてくれたことにも感謝しています。

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